会社を設立しよう、と決めた時に必ず出てくる悩み事。
それは、会社をどのような形で立ち上げるか?ということです。

目次
会社設立の選択肢
会社を設立する形として、大きく選択肢を分けると、
- 株式会社
- 合同会社
の2つが挙げられます。
それぞれ、利点や欠点などがありますので、まとめてみます。
両者の比較をしてみよう
詳細は表でまとめますが、以下のようなメリット・デメリットが存在します。
株式会社の場合
株式会社とするメリットは、
- 社会的な信頼性がある(ように見える)
- 資金調達がしやすい(株式発行ができる)
- 上場することも可能
一方で、デメリットは、
- 設立コストが合同会社より高い
- 運営に手間がかかる(株主総会、決算公告、役員重任登記等)
- 小規模ではデメリットの方が大きくなりがち
(株式による資金調達はしない、上場も目指さないといった場合)
です。
合同会社の場合
合同会社とするメリットは、
- 設立コストが安い(株式会社20万円に対し、合同会社は6~7万円)
- 運営コストも低い(決算公告の義務なし、役員の重任登記不要、株主総会も必要なし)
- 税務上のメリットは株式会社と同様
一方で、デメリットは、
- 社会的には信頼性が株式会社より劣る(ことが多い)
- 株式発行による資金調達ができない
- 株式上場ができない
比較表
両者の特徴を表でまとめると以下のようになります。

株式会社の方が一見信頼性も高いように見えるかもしれませんが、一定のコストと手間がかかるのも事実です。
両者を比較検討して決めるのがよいでしょう。
個人的には、
- どうしても代表取締役が名乗りたい
- 株式発行が必要なほど、資金が必要
- 将来的に上場を目指したい
といった要望がなければ合同会社で十分だと思っています。
ちなみに、日本に法人を構える、
- Apple
- Amazon
は、いずれも合同会社です。
詳細について
以上、比較をしてきました。
私自身は、合同会社を選択して設立をしています。
詳細は、運営するブログ(こちら👇)で実際の体験を踏まえて執筆をしていますので、もしよろしければご覧ください。
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では、また次回。